東京調理製菓専門学校(東京・新宿)調理師・パティシエ・ブーランジェへの第一歩

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2023年度🔍フランス留学レポート・完

2023年度に留学した学生がフランスより帰国し、4月から高度調理師技術科2年生に👩‍🍳👨‍🍳✨留学の1年を振り返ってもらいました🛫

 

フランス留学を志望した理由

将来フランス料理のシェフを目指す上で、実際にフランスの地でフランス料理の文化と本質、そして本場の味と技術を学ぶことで素晴らしい経験になると思ったからです。

 

フランス留学で学んだこと

約1年間で私はフランス料理の様々な奥深い本質を学ぶことができました。
一見シンプルに見える盛り付けや味付けの料理でも、仕込みの際のベストな食感を目指すカットや火入れによって思わず目を見開いて声が出てしまう程美味しく作ることができる技術を学ぶことができました。
また、自分は白ワインやロゼワイン、そして地中海の新鮮な魚介類が豊富な南フランスで1年間研修をしていた為料理やチーズとワインの食べ合わせについても学ぶことができました。

 

思い出の料理

~1件目のレストラン~

こちらの料理は私が最初に研修させていただいたレストラン「L’Or Blue 」のスペシャリテ オマール海老のゼリー寄せです。
30㎝程の大きいオマール海老を半年間毎日捌き、ゼリーの出汁をとるところから盛り付けの仕上げまでシェフと一緒に作った思い出の料理です。
力強いオマール海老の筋繊維と、オマール海老の出汁の最高の旨味のゼリー、そしてキャビアが高級感のある最高の組み合わせでとても美味しい一品です。

 

~2件目のレストラン~

私が後半に研修させていただいたレストラン「Le Mas Bottero」で年明けから私が帰国するまで提供していた”ピッサラディア”という南フランスの郷土料理を私達がアレンジした一皿です。
一晩塩漬けにした鯖とオリーブや玉葱のピクルスなどの具を盛られた蒸しパンの様な料理です。燻製した玉葱のピューレと鰯の塩漬けとニンニクのソースで食べる白ワインに最高に合う料理でした!
2種類の生地、2種類のソースの仕込みや複雑な盛り付けがとても大変でしたが、オープンキッチンでお帰りになるお客様から褒めていただいたりなど人気の料理とすることができとても良い経験になりました!

 

フランス留学を目指す方へ

私が去年そうだった様に、フランス留学を目指すにあたって沢山の期待と不安があることと思います。
しかし、自分の可能性に期待し技術面や語学面でも積極的にチャレンジすることで日々成長を感じその不安は解消され、視野が広がり更なる学びを求めるようになります!
学生の内に1年間フランス研修留学を経験するということは料理人人生において素晴らしい経験値になると思います。皆さんが本場フランスの地で沢山の価値のある学びができる事を心より応援します。